【海外旅行のあるあるエピソード01】
ラスベガスでは、1度だけタクシーに乗ることになりました。
夜も遅かったし、両親も歩き疲れていたので、早めに休ませたかったのです。
ショーが終わった後、パリスホテル前のタクシー乗り場で、タクシーに乗りました。
そこでは、ホテルのドアマンらしき人が、顧客に行き場所を聞き、運転手に伝えていました。
私たちも自分たちが泊まっているホテル名をドアマンに告げ、タクシーに乗り込んだのですが、
運転手があらためて、「どこに行きたいの?」と聞くものだから、
私が「ウェスティンホテルへ」と告げると、屈強そうな黒人の運転手がか細い声で、
運転手「・・・ウェスティンホテルって、どのへんなの?・・・」と言うではありませんか!
そこそこ有名なホテルのハズなので、「あれれ?この運ちゃん、そんなことも知らないの?」
と一瞬不思議に思いましたが、私にはすぐにピンと来てしまいました・・・。
「あ、またこのパターンかよ!」と・・・。
海外では、タクシーの運転手が目的地までの道順を知っているにもかかわらず、
わざと知らないフリして遠回りするケースに何回か出くわしたことがあったからです。
昔、ギリシャで観光名所として超有名なパルテノン神殿に行くために市内からタクシーに乗った時も、なんと運転手が道行く人に、
「パルテノン神殿って、どっちに行けばいいの?」
(多分、こんなニュアンス・・・。ギリシャ語分かんないので。)
と、聞くではありませんか・・・。
交差点やT字路ごとに、道行く人に聞く運ちゃん・・・。
その都度、道行く人の指さした方向に運転する運ちゃん・・・。
その時は、なんでこの運転手ってそんなことも知らないの?と思っていたけど、あとになって分かったのは、そうやって通行人のいうことが正しいか正しくないかはともかく、間違っていれば遠回りになるので、その分タクシーメーターの料金がドンドン上がっていくという仕組みというかオチ・・・。
なのでホテルまでの道順を知っていた私は、
「この先を右に曲がって、さらに右に曲がったところだよ。簡単だろ?」とつたない英語で言うと、
運転手は「ふーん。」と言いながら、車を走らせました。
すると、ホテルからストリップに出る手前で、早速すぐに左折レーンにスルスルと移動するではありませんか!(笑)
以下、私はつたない英語で、
「(バッキャロー!と思いながら)右だ!右に曲がれって言っただろ!今すぐ右側レーンに移れー!」
次の交差点が近づいてくると、早めに
「ここも右だー!早めに右側レーンに移っとけー!」
と、伝えたつもり。(笑)
無事にホテル前に着くと、運転手は
「・・・僕はこのホテル知ってるよ!」・・・だって。( ;∀;)
もー、ちょっと遠回りしても5ドルも変わんないだろがー。( `ー´)ノ
後部座席に座っていた両親と姉は車内で何が起こっていたのか分からず、ポカーンとしていました。
こういったことは世界標準かもしれないので、目的地までの道順はこちらがキチンと把握しておかないとダメかもしれないですね・・・。
まあ、海外旅行の疲れるけど、あるあるエピソードでした。